北海道の中南部に位置する登別市は、火山と海に囲まれた豊かな自然が広がり、なかでも登別温泉は“北海道の名湯”として全国的に知られるエリアです。
多彩な泉質や風景、食文化、観光スポットがそろい、家族連れや温泉好きの旅行者まで幅広い層が訪れます。
北海道登別温泉は絶景もグルメも楽しめる温泉地
山々に囲まれた渓谷の中に湧く登別温泉は、豊富な湯量と大地のパワーを感じられる温泉地として全国に知られています。
家族風呂がある施設も複数あり、北海道屈指の名湯をプライベート空間でゆっくり楽しむことができます。
海に近い施設では潮風を感じながら夕日を眺められる場所もあり、温泉地とは思えないような絶景を堪能できる点も魅力です。
バリアフリーに配慮した施設では、入り口から家族風呂まで車いすで移動できるよう設計されており、高齢の方や小さな子どもがいる家族でも利用しやすくなっています。
家族風呂の種類は多くはありませんが、登別温泉は大浴場のバリエーションが豊富で、庭園を望む露天風呂やドーム型のローマ風大浴場など個性あふれる浴場がそろっています。
登別の象徴である“鬼”をテーマに、プロサウナーが監修したサウナを備えた施設もあり、温泉と一緒にサウナ目的で訪れる方も増えています。
家族風呂の利用料金はおおむね50分〜1時間で1,500円〜3,300円ほど。
施設によっては別途日帰り入浴料が必要になる場合もあります。
予約は事前予約制が基本で、フロントのみで受付している施設や、小規模で予約情報が外部サイトに掲載されていない施設もあるため、お目当ての場所が決まっている場合は事前確認をしておくと安心です。
温泉の楽しみ方は風呂だけにとどまらず、海鮮料理を楽しめる施設、世界の銘酒やオリジナルカクテルを味わえるバーが併設された宿、
さらには北海道の名産品がそろう売店を備えた施設もあります。
ゲームコーナーを設置している宿ではUFOキャッチャーや対戦ゲームで遊べるため、雨の日の滞在でも子どもたちが退屈せず過ごせるのも嬉しいポイントです。
北海道登別温泉は9種類もの泉質が楽しめる「温泉のデパート」
登別温泉が“温泉のデパート”と呼ばれる理由は、1日1万トンにもおよぶ湯量の豊富さと、全国でも珍しい9種類もの泉質が一か所で楽しめる点にあります。
「硫黄泉」「食塩泉」「明ばん泉」「硫酸塩泉」「緑ばん泉」「炭酸水素塩泉」「酸性鉄泉」「含鉄泉」「ラジウム泉」が湧き、それぞれの効能や香り、湯ざわりがまったく異なります。
なかでも登別温泉を代表する「硫黄泉」は、独特の香りと乳白色の湯が特徴で、温泉地を歩いているだけで硫黄の香りが漂います。
慢性リウマチや関節痛、筋肉痛、糖尿病、神経痛、疲労回復などへの効能が期待されるほか、皮膚の再生を促すことから美肌目的で訪れる人も多い泉質です。
北海道登別温泉を訪れたらヒグマのエサやりを体験してみよう
登別温泉といえば、火山活動によって生まれた「地獄谷」は欠かせない観光スポットです。
噴気孔や湯気が立ちのぼる姿はまさに地獄絵図のような迫力で、温泉が大地の力によって生み出されていることを目の当たりにできます。
遊歩道が整備されているため小さな子どもとも歩きやすく、昼と夜で違った雰囲気を楽しめるのも魅力です。
約100頭のヒグマが飼育されている「のぼりべつクマ牧場」では、迫力満点のエサやり体験ができます。
人懐っこく手を振るヒグマを見ることもでき、子どもから大人まで楽しめる人気スポットです。
また「登別マリンパークニクス」では、1万匹のイワシが群れで泳ぐ幻想的なパフォーマンスを鑑賞でき、登別ならではの自然と動物に触れられる体験がそろっています。
登別温泉の魅力まとめ
・家族風呂も大浴場も充実していて、子ども連れでも利用しやすい温泉地
・9種類の泉質が一度に楽しめる全国的にも珍しい温泉エリア
・地獄谷やクマ牧場など、温泉以外の観光も充実しているのが魅力
