湯の花とは?色や泉質で変わる温泉の魅力と楽しみ方
湯の花とは?温泉成分が集まってできた小さな結晶
湯の花は、温泉に含まれる鉱物や微生物が集まってできる自然由来の結晶です。 白・茶・黄色など温泉によって色味が異なり、湯ざわりや香りにも個性が現れます。
湯の花が含まれる温泉は、肌当たりがまろやかで、昔から「美肌の湯」として親しまれてきました。
湯の花が浮かぶ温泉は、とろっとした肌ざわりが印象的でした。上がった後のしっとり感が忘れられません。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)
泉質別に見る“湯の花”の違い
- ■ 硫黄泉
- 真っ白な湯の花が粉雪のように広がります。独特の香りが特徴で、古くから殺菌・皮膚トラブル改善に役立つといわれます。
- ■ モール泉
- 茶~黒の細かな粒が漂い、琥珀色の濃い湯を作ります。植物由来の有機物が多く、保湿力の高さが魅力。
- ■ 炭酸泉
- 微細な泡が湯に浮かび、血行促進に優れます。冷え性や疲労感が気になる人に好まれます。
泉質ごとの違いを知ると、温泉選びがもっと面白くなります。 入った瞬間の香り、湯の色、肌触りにも注目してみてください。貸切風呂でこそ味わえる“湯の花の良さ”
貸切風呂は、湯の花の魅力をじっくり感じたい人にぴったり。 周囲を気にせず、温度調節もしやすく、自然の恵みをひとり占めする贅沢な時間が過ごせます。静かな空間で湯の花を眺めながら入る時間は、想像以上に癒されました。落ち着いて味わえるのは貸切ならではですね。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)
湯の花をより楽しむためのポイント
- ・浴槽の清潔さをチェック
- 湯の花は自然に沈殿することがあります。清掃が行き届いた施設なら安心して楽しめます。
- ・温度はややぬるめが◎
- 湯の花の成分は温度に影響されやすいため、適温を保つことで心地よさがアップします。
- ・時間にゆとりを持つ
- 焦らず浸かることで、湯の花の良さをしっかり体感できます。30分前後を目安にすると◎。
