お風呂は何分入るのが正解?入浴効果を高める時間と入り方のコツ

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「お風呂って、何分くらい入るのがいいの?」 そんな疑問を持った瞬間から、あなたのバスタイムは進化し始めます。 入浴の効果を実感するには10〜20分がひとつの目安とされており、多くの温浴施設や健康関連情報でもその時間が推奨されています。この“最適時間”さえ押さえれば、血流促進・美肌・安眠効果まで、ふだんのお風呂がぐっと変わります。しかも、周りを気にせずに入れる貸切温泉なら、その効果を最大限に体感できるんです。

◆みんなのリアルな“入浴時間”

厚生労働省や温浴関連の調査によると、日本人の平均入浴時間は10〜15分。SNSでは以下のような傾向が見られます:

  • ・平日は5〜10分でサッと入浴
  • ・休日は15分以上じっくりリラックス

日本入浴協会が推奨する「副交感神経が活性化する10〜15分」とも一致しており、安心して取り入れられる時間です。

湯温計とストップウォッチを手に湯加減を確認する女性の手元
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熱めのお湯だと5分が限界ですが、ぬる湯なら15分くらいがちょうどいいですね。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)

◆湯船に浸かると、こんなに変わる!3つの主な効果

① 血流促進で冷えやだるさに効く!
40℃のお湯に15分。これだけで手足の血流がぐんと良くなり、慢性的な冷えがやわらぎます。
② 肌の調子が整いやすくなる
弱アルカリ性のお湯に10分ほど浸かると、古い角質が自然にやわらぎます。
③ 副交感神経が働き、眠りの質がアップ
38℃程度のぬる湯に20分。これだけで自律神経のバランスが整い、リラックス状態に。
木の香りがただよう露天風呂で、湯けむりの中くつろぐ女性
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一日の疲れが、ふっと軽くなる感じ。ぬるめの湯って、やっぱりいいですね。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)

また、入浴前にコップ1杯の水を飲むことも忘れずに。発汗による軽い脱水を防ぎ、のぼせのリスクも下げてくれます。

◆長風呂の良いところと気をつけたいこと

「もっと入れば、もっと効きそう」と思いがちですが、長すぎる入浴には注意が必要です。筆者自身、以前42℃の熱めの源泉に30分ほど浸かり、軽い立ちくらみを経験しました。

【リスク】
・湯あたり
・のぼせ
・肌の乾燥(皮脂の流出)
・脱水状態
【ポイント】
・温度は38〜39℃とぬるめに
・首まで浸かりすぎない
・途中で一度外に出て深呼吸

慶應義塾大学の研究でも、「ぬるめで長く」と「熱めで短く」は同じ効果を得られることが報告されています。つまり、自分の体調に合った入り方で大丈夫なんです。

◆貸切風呂なら「ちょうどいい時間」が見つかる

気になるのは「他の人の目」や「出るタイミングが難しい」という点。でも、貸切の家族風呂なら、誰にも気兼ねせず、自分だけのリズムで楽しめます。

  • ・浴槽の温度を自分好みに調整できる
  • ・会話しながらゆっくりできる
  • ・好きなアロマやタオルも持ち込める
  • ・お子さん連れや友達同士でも気軽

■体験談:ある山あいの貸切温泉でのこと

木々に囲まれた半露天風呂。浴槽の温度を38℃に設定し、ぬる湯に18分→外で深呼吸を5分→再入浴8分。湯の流れる音と静けさに包まれながら、時間を気にせず“ととのい”の感覚をじっくり楽しめました。翌朝はびっくりするほど体が軽く、呼吸が深くなったのを実感しました。

貸切風呂で温度計を調節する様子
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温度の調整も自由にできるし、まわりを気にせず自分のペースで入れるのがいいんですよね。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)

◆まとめ:10分の入浴が、あなたを変える

  • ・湯船に浸かるなら「10〜20分」がひとつの目安
  • ・血流・肌・睡眠、すべてにうれしい効果がある
  • ・長く入りすぎるより、自分の“気持ちいい”感覚を大切に
  • ・貸切温泉なら、自分のペースで心と体を整えられる

ふだんのお風呂も、少し時間と意識を変えるだけで「整う」体験に変わります。 そして、その感覚をもっと深く味わいたいときこそ、誰にも邪魔されない貸切風呂が最適解
次の休みは、お湯にゆっくり浸かる“10分”を探しに行きませんか?