ピアスは外すべき?温泉・サウナで起こる素材別リスクと安全対策
ポイントは「素材」と「環境」。特に温泉成分や高温との相性は素材によって異なるため、選び方ひとつで安心度が大きく変わります。
刺激に強い素材を選ぶことと、必要に応じてプライベート性の高い湯船を活用することで、無理に外さなくても安全に楽しめます。
温泉成分・熱とピアスの相性を知ろう
硫黄泉や塩化物泉など成分が強い湯は、金属を変色させることがあります。特に銀や真鍮は、硫化によって黒ずんだり、表面のメッキが傷むことも。また、サウナ室のように80〜100℃の高温環境では、熱が伝わりやすい金属ピアスは一気に温度が上昇し、触れるとやけどの原因になることがあります。
岩盤浴でも汗に含まれる塩分が濃くなり、メッキが剥がれて変色するケースも見られます。
素材で変わる安心度:主要素材の特徴を比較
温泉・サウナでの変色や刺激の出やすさは、素材によって大きく違います。編集部では、公開されているデータや素材特性をもとに“傾向”をまとめました。
| 素材 | 色調変化 | 表面変化 | コメント |
|---|---|---|---|
| サージカルステンレス 316L | ほぼなし | 微小 | 医療用グレードで安定性が高い |
| チタン GR2 | ほぼなし | 微小 | 金属アレルギー対応素材として人気 |
| 樹脂(ポリカーボネート) | なし | 変化ほぼなし | 熱にも比較的強いが擦れに注意 |
| シルバー 925 | 黒ずみ▲ | 粗さ上昇 | 硫黄泉・塩素に弱い |
| 真鍮メッキ | 剥離× | 大きな変化 | 下地が露出し変色しやすい |
そのため、温泉やサウナで「できるだけ外したくない」人にも向いています。
すぐできる安全対策チェックリスト
- □ 施設の「アクセサリーに関するルール」を事前確認
- □ 温泉=ステンレス・樹脂/サウナ=チタンなど素材を使い分け
- □ 外すときはチャック付きポーチに入れて紛失防止
- □ 人目や落下が気になる日は、時間貸しの貸切風呂が便利
共有スペースだと紛失が心配ですが、貸切湯だと落ち着いて過ごせるので安心ですね。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)
よくある質問 Q&A
- Q1. 開けたばかりのピアスは外せる?
- A. 4〜6週間は外さず管理が必要です。刺激を避けるため、期間中は樹脂ピアス+個室風呂が安心です。
- Q2. ゴールドは変色しにくい?
- A. 純金は安定していますが、18Kは銀や銅を含むため黒ずみが起きることがあります。
- Q3. 水風呂は問題ない?
- A. 温度は低くても塩素処理水が多く、シルバーやメッキを傷める可能性があります。
まとめ:安心してピアスと温泉を楽しむために
入浴時のアクセサリー管理は、素材・温泉成分・温度の3つで大きく変わります。変色しにくい素材を選び、紛失や人目を避けたいときは貸切風呂を活用すれば、無理に外さなくても快適に過ごせます。
正しい知識を持って、温泉もサウナももっと自由に楽しんでください。