髪の広がりに悩んだら、“泉質”から見直すヘアケア習慣

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「朝、髪がまとまらずにバサバサ…」「乾かしても毛先が広がる…」 そんな日が続いているなら、いつものケアに“お湯の質”をプラスしてみませんか?

とくに炭酸水素塩泉などの泉質は、髪にうるおいを届け、指通りをなめらかにするといわれています。
最近では、髪と頭皮をいたわる“湯質ケア”として、温泉を取り入れる人が増えています。

なかでも貸切風呂なら、誰にも気をつかわず自分のペースでじっくり湯に浸かれるのが魅力。
湯気の中でゆっくり髪を整えたり、湯上がりにすぐドライヤーでケアできる環境は、日常ではなかなか得られない“ごほうび時間”になるはずです。 湯気の中で髪を手ぐしする女性の後ろ姿

なぜ温泉が髪にいいの?

髪のダメージケアというと、オイルやトリートメントなど、表面的な補修を想像しがちです。
でも実は、「お湯の質」も髪に大きな影響を与えるんです。

注目したい泉質は次の2つです。
  • ・弱アルカリ性の湯:余分な皮脂をやさしく落とし、頭皮環境を整える
  • ・炭酸水素塩泉:ミネラルによって髪の水分を保持しやすくなる
さらに、温泉で体が温まると血流が促進され、毛根まで栄養が行き届くように。
結果として、根本から髪の調子が整っていきます
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炭酸水素塩泉の貸切風呂に1時間ほど浸かってみたんですが、湯上がりの髪が全然違いました。トリートメントがよくなじんで、軽く乾かしただけで自然なツヤが戻ってきたんです。翌朝の寝ぐせもかなりラクでした。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)

髪にやさしい貸切風呂を選ぶポイント

せっかくなら、髪にとってうれしい環境が整っている貸切風呂を選びたいところ。
選ぶ際のチェックポイントを3つにまとめました。
【1】湯質に注目する
・弱アルカリ性や炭酸水素塩泉は髪にやさしい泉質として知られています
メタけい酸(シリカ)を含むお湯は、髪にも肌にもやさしい天然の保湿成分です
【2】ドライヤー・ケアスペースの有無を確認
・脱衣所にドライヤーがあるかどうか
・洗面台が広く、トリートメントやヘアブラシを置けるスペースがあるか
・湯上がり直後にケアできる環境が整っているかが大事です
【3】時間に余裕のあるプランを選ぶ
・トリートメントを浸透させるには時間が必要
・30分では慌ただしいので、60〜90分のプランがおすすめです
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個人的にいちばん大事だと思うのは、湯上がりのケアをきちんとできるかどうか。ドライヤーや鏡があるだけで、トリートメント後の髪の仕上がりがまったく違うんですよ。慌てずに乾かせる環境って、実はすごく大切なんです。
― もりりん(YUASOBI温泉ライター)

ドライヤー付き洗面台のある貸切風呂の室内写真(木の湯船・清潔感のある洗面スペース)

貸切空間だから叶う、髪にやさしい時間

人目を気にせず、ゆったり過ごせる貸切風呂。その静かな空間は、髪をいたわるにはぴったりです。

髪とじっくり向き合えるメリットをあらためて整理してみると──
  • ・湯気に包まれながら、焦らずヘアケアに集中できる
  • ・湿度が保たれる個室空間は、トリートメントの浸透に最適
  • ・洗面台やドライヤーが備わった部屋もあり、湯上がり後のケアもスムーズ

こうした環境が整っているからこそ、貸切風呂は“美髪のための時間”を叶えてくれるのです。

ただ温まるだけじゃない。
湯気のなかで、いつもは後回しになりがちな“自分のためのケア”を取り戻せる
それが、貸切温泉の静かな魅力です。

美容師もすすめる“湯質ケア”

美容のプロも、温泉と髪の関係には注目しています。

「髪の乾燥やパサつきは、血行不良やストレスなどが影響していることも多いんです。温泉にゆっくり浸かって体をあたためることで、頭皮の環境が整い、髪の状態も整ってくることがよくあります。とくに貸切風呂は湿度が高く保たれていて、トリートメントの浸透にも適しているんですよ。」

こうした声も、「温泉×ヘアケア」という選択に信頼性を与えてくれます。

まとめ:髪のために、次の温泉は「泉質」で選んでみよう

パサつきや広がりが気になる髪には、トリートメントだけでなく“お湯そのもの”が効くかもしれません。
なかでも泉質にこだわった貸切風呂なら、人目を気にせずゆっくり浸かれて、髪にも心にも静かにごほうびを届けてくれます。
いつもより手ぐしの通りがよくなったと感じたら、それが変化のはじまり
忙しい日々のなかでも、自分を整える時間はきっと見つけられるはず。
次の休日は、美髪のチャンスをくれる“泉質のいい貸切風呂”を探してみませんか?