熊本県、日奈久温泉の魅力
観光客を魅了する情緒あふれる「日奈久温泉」
熊本県にある「日奈久温泉」をご存じでしょうか?
「人吉温泉」や「黒川温泉」など有名な温泉地がある熊本県ですが、「日奈久温泉」は八代市の最南端に位置し約600年もの歴史がある温泉地です。
明治末期から昭和初期に建てられた木造の旅館、昔ながらの造りがされている温泉も魅力のひとつとされています。
温泉旅館20軒と共同銭湯4軒あり、多くは源泉かけ流しの温泉です。
「日奈久温泉」の家族風呂には、気軽に入浴できる日帰り温泉があります。
お食事もできる畳のお部屋付きでお風呂もゆったり入られるので、小さな子ども連れでも安心して利用可能です。
ほかにも、自家源泉が魅力の温泉や素材にこだわった空間の温泉などもあるようなので巡ってみるのも楽しそうです。
人情あふれる朝市やレトロな路地裏をのんびり散策
「日奈久温泉」は温泉だけではなく、人情味あふれる朝市や路地裏のむかし懐かしい商店街などを散策をするのも魅力です。
朝市では、新鮮で安い野菜やお魚などが並んでおり、焼きたてのちくわも販売されているようです。
早起きして訪れてみるのも街の雰囲気があじわえて旅の楽しみのひとつになりそうですね。
路地裏を進んでいくと、タイムスリップしたかのような商店街に魅了されます。
昭和の香りが残るひなびた街並み、名物のちくわを食べながらぶらぶら街を練り歩き、温泉であたたまる休日もほっこりできること間違いなしです。
ほかにも路地裏には、目の神様や歯の神様など湯治場ならではの神様がたたずんでおり、ご利益スポットをのんびり散策するのもおすすめです。
「日奈久温泉」はからだにやさしい美人の湯
「日奈久温泉」の泉質は、「弱アルカリ性単純泉」でからだにやさしいのが特徴です。
別名「孝行泉」とも呼ばれ、応永16年に浜田六郎が父の傷を癒そうと神様に祈ったところ、温泉を発見したともいわれています。
切り傷やリウマチ、神経痛などに効果があり、古くから湯治場として親しまれてきました。
湯あたりもしにくく、肌をツルツルにしてくれる美人の湯でもあります。
放浪の俳人である種田山頭火も訪れており、日奈久の温泉を愛したことで有名です。
ほとんどの温泉施設や旅館では、共同源泉から引いたお湯を使っています。
6つの異なる泉源を混ぜて使用しているそうなので、その日に合ったお湯を贅沢に楽しめます。
ぜひ、ご家族やご友人などで日奈久の温泉を満喫してみてはいかがでしょうか。