大分県別府市にある家族風呂の魅力
温泉の魅力と鶴見岳の四季を感じられる別府市
大分県別府市はいわずと知れた温泉の街で、別府温泉郷の源泉数と湧出量は日本一。
九州の北東部にあり、湯布院温泉で有名な由布市と県庁所在地の大分市に隣接し、大分市のベッドタウンとしても知られています。
今回はそんな別府市の温泉や鶴見岳の魅力をご紹介します。
別府といえば、別府八湯
別府温泉郷にある別府温泉、浜脇温泉、亀川温泉、観海寺温泉、堀田温泉、明礬温泉、鉄輪温泉、柴石温泉の8つの温泉郷は「別府八湯」と呼ばれ、親しまれています。
8つのなかでJR別府駅から一番近いのは別府温泉。
駅を出てすぐの場所にある繁華街に、宿や共同浴場が立ち並んでいます。
檜の香りが楽しめる施設や、美人の湯として有名な施設など、さまざまな家族風呂があります。
山あいにある明礬温泉
山あいにある明礬温泉は、別府八湯のうちのひとつ。
硫黄の香りがたちこめ、古風なわらぶき屋根の湯の花小屋が並んでいます。
湯の花小屋では天然入浴剤の「湯の花」を製造しており、製造技術は重要無形民俗文化財として国から指定されています。
山あいの魅力をたっぷり満喫できる家族風呂が多いのが特徴です。
湯煙が立ち上る鉄輪温泉
無数の湯煙が立ち上り、温泉街の風情を感じる鉄輪温泉は、別府八湯のなかで最も温泉地らしいといわれています。
地熱活動が活発な地域で、温泉の噴出口を「地獄」とよんでいます。
赤い熱泥の「血の池地獄」や、コバルトブルーの「海地獄」などが見れる地獄めぐりがおすすめです。
家族風呂も豊富で、湯量の多さを活かした大型の施設や、美肌効果が高いといわれるメタケイ酸を多く含んだ温泉施設などがあります。
四季の移り変わりを感じられる鶴見岳
鶴見岳はミヤマキリシマが咲き誇る春、紅葉と冬桜を見られる秋、九州でありながら雪景色を見られる冬、と四季ごとにさまざまな表情を見せてくれます。
自然の美しさと壮大さを堪能するには、別府ロープウェイに乗って山頂に行きましょう。
別府駅からバスで約20分の場所にある、別府高原駅から乗車できます。
ミヤマキリシマは九州の火山の山頂付近にだけ自生する貴重なツツジで、鮮やかなピンク色の花に目を奪われます。
見頃が5月下旬から6月中旬と短いので、開花情報をチェックしてから訪れるのがおすすめです。
夏には夜もロープウェイが運航しているので、夜景も楽しめます。
全国屈指の温泉の街である別府市は、泉質や家族風呂の種類もさまざま。
大分空港から車で1時間、フェリーで大阪南港や愛媛県の八幡浜港から別府港にアクセスできるのも嬉しいポイントです。
温泉以外に壮大で美しい鶴見岳も堪能できるので、何度訪れても楽しめるでしょう。